2023年末にNetflixで公開された映画で、週末(終末)を描いた作品。
ネタバレを含みますので、まだご覧になってない場合は閲覧にご注意ください。
バラク オバマ・ミシェル オバマが製作総指揮した作品
それだけでも話題になりそうな作品ですよね。私もそこが気になったのがキッカケで、この映画を見ました。
世界の裏側を知っている人物が監修した作品にはどんな意味が隠されているのか。
オープニングから何やら意味ありげなデザイン画で魅せてくれている作品で、よく観察してみると、これから起こる出来事のモチーフが描かれています。
映画「終わらない週末」考察と感想
今日は、2023年末にNetflixで公開された話題の映画「終わらない週末」についてお話しします。この映画は、サム・エスメイルが監督・脚本を務め、ジュリア・ロバーツ、マハーシャラ・アリ、イーサン・ホーク、ケビン・ベーコンといった豪華なキャストが揃ったサスペンススリラーです。さらに、製作総指揮にはバラク・オバマ元大統領とミシェル・オバマ元ファーストレディが名を連ねており、大いに注目を集めています。
あらすじ
アマンダ(ジュリア・ロバーツ)と夫のクレイ(イーサン・ホーク)、息子のアーチーは、のんびりと週末を過ごすために豪華な別荘をレンタルします。しかし、到着して早々に世間では不可解なサイバー攻撃が発生し、携帯やパソコンが使えなくなるという事態に直面します。その後、別荘のオーナーであると名乗るG・H(マハーシャラ・アリ)が娘を連れてやってきます。彼らはサイバー攻撃から逃れるために、自分たちの持ち家である別荘にやってきたと言います。世界の崩壊が刻一刻と迫る中、2つの家族は恐怖と向き合い、自分たちの置かれた状況を受け入れていくのですが……。
キャストと演技
- ジュリア・ロバーツ(アマンダ役):感情の揺れ動きを巧みに表現し、家族を守ろうとする母親の強さと脆さを見事に演じています。
- イーサン・ホーク(クレイ役):冷静でありながらも、家族を守るために奮闘する父親役が印象的です。
- マハーシャラ・アリ(G・H役):謎めいたオーナー役を不気味かつ魅力的に演じ、物語に深みを与えています。
- ケビン・ベーコン:サポートキャストとして物語に重要な要素を追加し、緊張感を高めています。
監督の視点
サム・エスメイルは「MR. ROBOT」で培った緻密なストーリーテリングとサスペンスの構築力を本作でも遺憾なく発揮しています。視覚効果と音響が絶妙に組み合わさり、観客を常に緊張させる演出が特徴です。また、映画全体を通して感じられるディストピア的な雰囲気は、現代社会に対する警鐘を鳴らしています。
テーマとメッセージ
「終わらない週末」は、現代社会の脆弱性や、テクノロジーへの依存が引き起こす危険性を描いています。サイバー攻撃によって日常生活が一変する状況は、観客に強い印象を与えます。また、極限状態での人間関係の変化や、家族の絆の重要性をも強調しています。
感想
この映画は、ただのスリラーではなく、多層的なテーマと深いメッセージを含んだ作品です。緊張感溢れる展開に引き込まれる一方で、登場人物の心理描写や人間ドラマに心を揺さぶられました。特に、ジュリア・ロバーツとマハーシャラ・アリの演技は圧巻で、物語にリアリティと深みをもたらしています。
考察
オバマさん夫婦が監修しているということで、これから現実の世界でも起こりそうな事が描かれていますね。これを見るとスピリチュアルを信じる人が救われる、みたいな印象があったんですが、スピリチュアルというと、変なイメージに聞こえるかもしれませんが、「直観」を信じる事が、これからの時代重要なんじゃないかと思いました。
衛星GPSが狂ってしまう未来
太陽フレアが強くなると、GPSが狂ってしまったり、ネットが繋がらなくなったりと、通信関係に支障をきたしてしまいます。その影響か、船や飛行機事故が起こってしまいましたね。これは現実にもあり得る事で、2024年、2025年、2026年は太陽フレアが頻繁に起こる期間だと言われています。現に、2024年時点でXフレアが多数起こり、Mフレアも日常的に起こっていますね。う
こちらのサイトで太陽フレアがどのくらい起こっているか、通信系の支障がどのくらい出ているかを見る事ができます。
鹿は神の遣い?
何故、鹿が現れたのか。鹿の忠告を信じたものだけが救われたように、鹿という存在は神の遣いと言われています。その鹿が行く先を追ったものは救われ、無視したものは救われないというメッセージは、これからの未来、何かのメッセージに気付けたものしか救われない未来が来るんじゃないかなと思いました。
例えば、自分の事ばかりに集中して、まわりが見えなくなっていたり。人にやさしくする事を忘れていたり。暴力的に振舞ったり。そんな人は、何かメッセージがあったとしても、気づけなかったり馬鹿にしたりして、チャンスを見逃してしまうと思うんです。
映画の中に出てくるQRコードの意味
映画の中で、QRコードが出てくるシーンがありますが、そのQRコードをスキャンすると、実際のHPを見る事ができるそうです。そこには何が掲載されているのか。
音の兵器
音響兵器で身体を攻撃する技術も実際にあるようですね。音波で攻撃したり、音波を使って建物の中にいる人の会話を盗聴したり。音の振動によって身体を破壊する事は簡単なんじゃないかと思っていますし、実際に使われたというニュースも見るので、戦争や防衛などでは既に使われているんじゃないかと思います。新しいと思われる技術が世に知れ渡るのは、使われ始めてから数年~数十年経った頃で、その頃には既に新たな兵器が使われている可能性もあるので、今はもっとすごい兵器が出来ていたりすると思うんですね。
音の兵器なんて防ぎようがないので、地下施設を作って避難するしかないんだろうなと思っています。外にいる時に浴びてしまうとどうしようもないですが。
マインドコントロール
例えば「今戦争が起きています!大きな通信障害が起きています」
と放送して、通信を切断し、怪しい紙をばらまいて不安を煽られたとします。どこにも情報が無い、真実が何なのかも分からない状態だと、人間は奪い合いを始めます。そして勝手に戦争をはじめたりします。何も起きていなくても、通信を遮断したら、暴動に発展させるのは簡単な事だと思っています。
食糧の奪い合いや住んでる家の奪い合いも同じで、食べ物が手に入らないとデマが広がると、暴動は起こります。そこには暴動を起こしたい人もいるはずです。
真実が分からない状態でパニックになると、人は人を傷つけて奪うようになります。そうなった時が終末かなと思いました。人はマインドコントロールされやすい。だから何か起こった時に耐える事ができるように、安全な環境、備蓄、通信システム、を日頃から整えておくことが、これから安全に生きる術なのかもしれません。
まとめ
「終わらない週末」は、エンターテインメント性と社会的メッセージを兼ね備えた作品です。サム・エスメイルの巧みな演出と豪華キャストの素晴らしい演技により、観客を最後まで引き込む力を持っています。現代社会に対する鋭い視点と、極限状態での人間の本質を描いたこの映画は、一見の価値ありです。
ぜひ、Netflixで「終わらない週末」をチェックしてみてください!あなたもこの映画の魅力に引き込まれること間違いなしです。
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